九谷焼・手描き絵付け 中鉢【色絵獅子牡丹文6.5寸四方鉢】
¥44,000
【サイズ】縦18.4cm 横18.4cm 高さ8.2cm
【重 量】670g
【素 材】磁器
【包 装】紙箱
【絵 付】手描き
【製 造】九谷焼 真生窯
【取 扱】電子レンジ可、オーブン不可、食洗機可(長期使用は推奨できません)※
※食器洗浄機のご使用は可能ですが、長期の使用により絵柄が剥げ易くなる可能性がありますので、出来る限り手洗いでの洗浄をおすすめいたします。
※中性洗剤を薄めてご利用ください。クレンザー(研磨剤)やナイロンたわしでゴシゴシ洗うと、 器の絵柄部分に傷がついたり上絵の具が剥離する可能性がありますのでお控えください。
四方に丸みを持たせた6.5寸(約18.5cm)の深さもしっかりとある中鉢です。
器面には獅子と牡丹が余白を活かして描かれています。
古来より獅子は『百獣の王』、牡丹は『百花の王』と呼ばれ、堂々とした動物と美しい花の取り合わせが良いと言う事で、長く愛されている絵柄です。
※当店の商品は、基本受注生産となり、ご注文から制作に一ヶ月弱ほど期間をいただきます。
そのため発送は、代金のお支払い確定後一ヶ月以内の発送となります。
※生産の都合上発送日が前後する可能性があるため、配送日のご指定ができません。
大変恐れ入りますが、配送日時を確認されたい場合は、お問い合わせフォームよりお問い合わせください。
うつわへのこだわり
1. 眼でも美味しく
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真生窯の器は、九谷焼の絵付けで伝統的に使用される、上絵用の和絵の具を窯で独自に調合しています。
元々九谷焼の上絵に使用される和絵の具は、ガラス質で焼くと透明になり「玉薬(たまぐすり)」と呼ばれるほど美しいのですが、宮本雅夫が得意とする単色釉のみで構成した「緑彩」を始めとする青手技法を追求する過程で生まれた、ガラスの層が宝石のような艶と輝きを放つ、オリジナルの絵の具です。
中でも黄色は、少し照明を落としたところで見るとまるで黄金のような煌き。
色鮮やかでありながら透明度が高い事が特徴で、お料理の彩りを最大限に引き出します。
2. 愉しいカタチ
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もてなしの九谷は、一皿一皿の形にもこだわりがあります。
四方に丸みを持たせ、深さもしっかりとある少し変わった中鉢。
深さをより立体的に見えるよう、矢羽根文様で縁を囲み、盛り付けいただいた時にお料理を囲むように獅子と牡丹を描きました。
また磁器には、江戸時代から続く花坂陶石を使っています。
花坂陶石は鉄分が豊富で少し青みのある独自の美しさがあり、粘土にした時に粘りが出るので、うつわを作る時に様々な造形がしやすいのが特徴です。
そのため昔から伝統的に様々な形状の器が作られてきました。
このような凝った「愉しいカタチ」は、九谷焼だからできる一つのおもてなしとして大切にしたい表現です。
3. 手描き
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真生窯として、一番大切にした手描き。
九谷焼には古来から様々な意匠がありますが、同じモチーフでも描き方によって窯独自の表現になっていきます。
この中鉢には、細描技法を得意とする真生窯らしく、縁に非常に細かい矢羽根文様を施し、「百獣の王」と「百花の王」の組み合わせが最強を表すとして、古来から非常に人気の高い獅子牡丹を軽やかに描きました。
生き生きとした獅子は今にも飛び跳ねそうな脈動感があり、牡丹もそれに負けない優雅な存在感。
動物や花は、より作家の個性がわかりやすく、手描きならではの楽しみが活きるところかと思います。
このただひとつの器にだけ宿る、魂のようなものが手にとった時に感じられるかもしれません。
もてなしの九谷とは
九谷焼の磁器に使われる「花坂陶石」の産地にあり、古九谷を研究し続ける窯元・真生窯のオリジナルブランドとして展開される真生窯謹製の食器をメインとしたシリーズ。
真生窯は、古九谷の再興に尽力した松雲堂の名工 二代松本佐吉に師事し、色絵細描を得意とする宮本忠夫により開かれた九谷焼の窯元で、「もてなしの九谷」は当窯の二代目となる宮本雅夫が企画、デザイン、品質管理を担当し、自身も製作に参加。
2021年にスタートし、現在はまだ販売箇所を絞っており、当オンラインショップのご予約と作家が在廊する展示会場等のみとなっております。
近年数々の工芸展に入選、宮内庁御買上作品として選ばれ、ミシュラン星付き店でも愛用される等、評判が高まっている宮本雅夫の品が一番お求めやすくご購入いただけるシリーズです。
Director
宮本 雅夫(真生窯)
1971年小松市生まれ。1996年東京藝術大学美術学部卒業。
2005年文化庁派遣新進芸術家在外研修員として渡伊。2014年伝統九谷焼工芸展大賞。2016年兼六園大茶会公募展最高賞。2018年四日市萬古陶磁器コンペグランプリ。現代茶陶展 TOKI織部奨励賞。2019年第65回日本伝統工芸展入選作品「緑彩真麗線文鉢」宮内庁御買上。
独自の表現を追求しながらも、父 宮本忠夫の色絵細描技法の継承にも力を注ぐ。
真生窯について
九谷焼の磁器の材料となる「花坂陶石」が採れ、再興九谷が始まった江戸時代から続く九谷焼の産地石川県小松市にある九谷焼窯元。
古九谷の再興に尽力した松雲堂の名工 二代松本佐吉に師事し、色絵細描を得意とする宮本忠夫により開窯。
真生窯の器 お取り扱い上の注意
◉器の洗い方
市販の中性洗剤を薄めて使用し、柔らかなスポンジか布で、軽くふき流す程度に洗浄してください。
クレンザー(研磨剤)やナイロンたわしでゴシゴシ洗うと、 器の絵柄部分に傷がついたり上絵の具が剥離する可能性がありますのでお控えください。
洗浄後は乾いた柔らかい布で軽く押さえる程度に拭き取りください。
◉食器洗浄機の使用
食器洗浄機のご使用は可能ですが、長期の使用により絵柄が剥げ易くなる可能性がありますので、
出来る限り手洗いでの洗浄をおすすめいたします。
◉電子レンジの使用
真生窯の器は電子レンジをご使用頂いても大丈夫です。
◉オーブンの使用
不可。オーブンのご使用はおやめください。
◉保管方法
保管前に柔らかな布で軽く乾拭きし、汚れを取り保管してください。
しばらく使わない時は、箱にしまっておけば、不意に割れてしまうことを防ぐことができます。
真生窯の器は磁器ですので、保管の際の温度や湿度は気になさらなくて大丈夫です。