九谷焼・手描き絵付け 小皿【青手瓢箪葡萄文5寸変り皿】
¥38,500
【サイズ】縦14.2cm 横14.6cm 高さ2.7cm
【重 量】165g
【素 材】磁器
【包 装】紙箱
【絵 付】手描き
【製 造】九谷焼 真生窯
【取 扱】電子レンジ可、オーブン不可、食洗機可(長期使用は推奨できません)※
※食器洗浄機のご使用は可能ですが、長期の使用により絵柄が剥げ易くなる可能性がありますので、出来る限り手洗いでの洗浄をおすすめいたします。
末広がりの形をした瓢箪(ひょうたん)は、古来よりとても縁起の良いものとされてきました。
個性ある瓢箪の器には九谷焼の青手技法で瓢箪と葡萄の絵柄が描かれています。
サイズは5寸(約15cm)で使いやすく、銘々皿としてもお使いいただけます。
※当店の商品は、基本受注生産となり、ご注文から制作に一ヶ月弱ほど期間をいただきます。
そのため発送は、代金のお支払い確定後一ヶ月以内の発送となります。
※生産の都合上発送日が前後する可能性があるため、配送日のご指定ができません。
大変恐れ入りますが、配送日時を確認されたい場合は、お問い合わせフォームよりお問い合わせください。
うつわへのこだわり
1. 眼でも美味しく
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真生窯の器は、九谷焼の絵付けで伝統的に使用される、上絵用の和絵の具を窯で独自に調合しています。
元々九谷焼の上絵に使用される和絵の具は、ガラス質で焼くと透明になり「玉薬(たまぐすり)」と呼ばれるほど美しいのですが、宮本雅夫が得意とする単色釉のみで構成した「緑彩」を始めとする青手技法を追求する過程で生まれた、ガラスの層が宝石のような艶と輝きを放つ、オリジナルの絵の具です。
瓢箪に使った青手のメインとなる緑は、そのユニークなフォルムをより際立たせるように、濃淡ができぽってりと輝いて、踊りだしそうな活き活きとした雰囲気を出しています。
背景に使われた黄色は、少し照明を落としたところで見るとまるで黄金のような煌き…。
葡萄の深い色合いが程よく全体をまとめています。
意外と合わせやすい色合いで、お刺身はもちろん、茶系に仕上がってしまうのお料理とも相性が良いです。
2. 愉しいカタチ
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もてなしの九谷は、一皿一皿の形にもこだわりがあります。
瓢箪は、縁起物として古来から日本人に愛されてきたモチーフなのですが、その魅力はなんと言っても形のユニークさ!
伝統的な文様は、中国から伝わったものが多いのですが、瓢箪をはじめとする、糸瓜(へちま)や南瓜(かぼちゃ)など瓜類は、その実や葉、蔦の形のユニークさから、日本で独自に人気文様となった珍しいパターンだそう。
(参考書籍:陶工房編集部 編『やきもの文様事典』誠文堂新光社, 2021)
お皿ももちろん、その魅力的な形を採用。
3つ揃って三拍(瓢)子で縁起良し、6つ揃って無病(六瓢)息災のお守りになるとも言われているので、贈り物にされる時は3枚か6枚セットにされるのもおすすめです。
また磁器には、江戸時代から続く花坂陶石を使っています。
花坂陶石は鉄分が豊富で少し青みのある独自の美しさがあり、粘土にした時に粘りが出るので、うつわを作る時に様々な造形がしやすいのが特徴です。
そのため昔から伝統的に様々な形状の器が作られてきました。
このような凝った「愉しいカタチ」は、九谷焼だからできる一つのおもてなしとして大切にしたい表現です。
3. 手描き
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真生窯として、一番大切にした手描き。
九谷焼には古来から様々な意匠がありますが、同じモチーフでも描き方によって窯独自の表現になっていきます。
植物を生き生き描けるかは、作家の画力が問われるところでもあり、瓢箪の愉しさ、ユニークさがどう表現されているか、手描きならではの良さが活きるところかと思います。
卓越した手描きでしか感じ得ない魅力をぜひお楽しみください。
もてなしの九谷とは
九谷焼の磁器に使われる「花坂陶石」の産地にあり、古九谷を研究し続ける窯元・真生窯のオリジナルブランドとして展開される真生窯謹製の食器をメインとしたシリーズ。
真生窯は、古九谷の再興に尽力した松雲堂の名工 二代松本佐吉に師事し、色絵細描を得意とする宮本忠夫により開かれた九谷焼の窯元で、「もてなしの九谷」は当窯の二代目となる宮本雅夫が企画、デザイン、品質管理を担当し、自身も製作に参加。
2021年にスタートし、現在はまだ販売箇所を絞っており、当オンラインショップのご予約と作家が在廊する展示会場等のみとなっております。
近年数々の工芸展に入選、宮内庁御買上作品として選ばれ、ミシュラン星付き店でも愛用される等、評判が高まっている宮本雅夫の品が一番お求めやすくご購入いただけるシリーズです。
Director
宮本 雅夫(真生窯)
1971年小松市生まれ。1996年東京藝術大学美術学部卒業。
2005年文化庁派遣新進芸術家在外研修員として渡伊。2014年伝統九谷焼工芸展大賞。2016年兼六園大茶会公募展最高賞。2018年四日市萬古陶磁器コンペグランプリ。現代茶陶展 TOKI織部奨励賞。2019年第65回日本伝統工芸展入選作品「緑彩真麗線文鉢」宮内庁御買上。
独自の表現を追求しながらも、父 宮本忠夫の色絵細描技法の継承にも力を注ぐ。
真生窯について
九谷焼の磁器の材料となる「花坂陶石」が採れ、再興九谷が始まった江戸時代から続く九谷焼の産地石川県小松市にある九谷焼窯元。
古九谷の再興に尽力した松雲堂の名工 二代松本佐吉に師事し、色絵細描を得意とする宮本忠夫により開窯。
真生窯の器 お取り扱い上の注意
◉器の洗い方
市販の中性洗剤を薄めて使用し、柔らかなスポンジか布で、軽くふき流す程度に洗浄してください。
クレンザー(研磨剤)やナイロンたわしでゴシゴシ洗うと、 器の絵柄部分に傷がついたり上絵の具が剥離する可能性がありますのでお控えください。
洗浄後は乾いた柔らかい布で軽く押さえる程度に拭き取りください。
◉食器洗浄機の使用
食器洗浄機のご使用は可能ですが、長期の使用により絵柄が剥げ易くなる可能性がありますので、
出来る限り手洗いでの洗浄をおすすめいたします。
◉電子レンジの使用
真生窯の器は電子レンジをご使用頂いても大丈夫です。
◉オーブンの使用
不可。オーブンのご使用はおやめください。
◉保管方法
保管前に柔らかな布で軽く乾拭きし、汚れを取り保管してください。
しばらく使わない時は、箱にしまっておけば、不意に割れてしまうことを防ぐことができます。
真生窯の器は磁器ですので、保管の際の温度や湿度は気になさらなくて大丈夫です。